アイコンの説明

  • 年会/ICSST
  • 講演会/見学会
  • 学会誌など
  • 各種行事
  • その他

【2/23開催】蒸留フォーラム2018 ― 蒸留技術の進化と深化 -

蒸留フォーラム2018

― 蒸留技術の進化と深化 -

pdfはこちら

主  催: 分離技術会
協  賛: 化学工学会(分離プロセス部会、基礎物性部会、システム・情報・シミュレーション部会)、石油学会、日本化学会
日  時: 2018年2月23日(金) 10:00~17:10
場  所: 日本大学理工学部1号館(駿河台キャンパス)131教室
      JR総武線・中央線 御茶ノ水駅,地下鉄千代田線 新御茶ノ水駅 徒歩3分
      案内図 http://www.cst.nihon-u.ac.jp/campus/index.html
定  員: 80名(先着順)
   蒸留は非常に重要な分離操作であり、多くの化学プロセスに利用されています。今回は、先端的な「進化」した蒸留技術について、さらに解析、最適化による省エネルギーや設備・運転の改良、トラブルシューティングなどの蒸留技術のさらなる「深化」といった両方の視点で、ご講演いただきます。
蒸留塔の設計、建設および運転される技術者のみならず、研究者にとっても非常に役立つ内容となっております。奮ってお申し込み下さいますようお願い申し上げます。

■ プログラム
1. 蒸留技術の基礎を見直す:Back to Basics      (10:00~10:40)
   蒸留プロセスに対して種々の省エネルギー技術が提案され,実用化に向けた特性の解明が進められている。これら新しい技術の理解,実用化の検討に必要となる,蒸留技術の基礎を再確認する。
          名古屋工業大学   森 秀樹 氏
2. ハイブリッド化による省エネルギー蒸留プロセス (10:40~11:20)
   蒸留プロセスの省エネルギー化のためには、蒸留では分離が困難な条件の負荷の削減が鍵となる。ここでは、原理の異なる分離操作と蒸留のハイブリッドによる省エネルギー化の検討事例を紹介する。
          産業技術総合研究所   山木 雄大 氏
3. 小規模蒸留装置用充填物と構成機器  (11:20~12:00)
   実験研究から小規模生産に使用される小塔径用充填物の種類、性能、選定のポイント及び小規模蒸留装置用の小型機器、微小量測定器等について紹介する。
          トウトクエンジ  大田 二郎 氏
<昼 食 12:00 ~13:00>

4. ソフトセンサーを用いた蒸留塔の品質制御      (13:00~13:40) 
   蒸留塔は,石油・化学プロセスでは非常に多く用いられている装置の一つで,エネルギーを大量に消費する装置でもある。ここでは,ソフトセンサー(性状推定)とモデル予測制御を用いた,装置の安定化およびリボイラースチームの削減等,省エネルギーを目的とした制御の実現を考慮した設計について紹介する。
          横河電機 橋口 真太郎 氏
5. 蒸留塔設計と運転 -過去知見の活用と伝承  (13:40~14:20)
   蒸留設備は装置の操業条件を支配する設備であり,如何に未然にトラブルを防ぐかが重要である。そのためには過去知見に基づいた設計,および,運転指針策定・伝承がKEYとなる。本講演では,過去に経験した蒸留塔の運転トラブルの事例を紹介し,その対策および運転,設計での対応方法を紹介する。
          日揮  小山 武志 氏
6. 省エネ型蒸留と膜分離のハイブリッドプロセス評価     (14:20~15:00)
   蒸留と膜のハイブリッドプロセスは分離プロセスの省エネ化の手段の一つとして注目されているが、組み合わせ方によっては充分な省エネ効果が得られないこともあり注意が必要である。ここでは、各プロセスの特徴とハイブリッドプロセスの最適化について説明する。
         三菱ケミカルエンジニアリング  山崎 幸一 氏

<休憩 15:00 ~15:10>

7. 改良型Petlyuk蒸留プロセスの実用化-開発・設計・運転    (15:10~15:50)
   ㈱ダイセル・新井工場では,2014年1月に無水酢酸の高純度精製プロセスに省エネルギー技術・改良型Petlyuk蒸留プロセスを導入し,従来プロセスに比べ30%以上の省エネルギーを達成し,安定した運転を継続している。開発から設計,運転に至る検討内容について報告させて頂く。
         ダイセル   轟 尚紀 氏
8. 蒸留塔の問題解決事例 -設計から運転まで-  (15:50~16:30)
   新規プラントの建設、既存プラントの増設、合理化、エネ効等を実施してきた中で、主に蒸留塔において経験した問題の解析、対策を通して、同様の問題を繰り返さないための、設計、据え付け、運転の各段階で必要な視点について紹介する。
         旭化成  児玉 荘平 氏
9.省エネルギー蒸留システムSUPERHIDiCの商業運転   (16:30~17:10)
   これまで商業化が困難とされてきたHIDiCだが、内部熱交換方法を最適化し、従来と異なるアプローチで装置化することで既に商業化に成功している。商業運転を通してシステムの省エネ性能や省エネ性能のロバスト性について述べる。
         東洋エンジニアリング  若林 敏祐 氏

詳細および申込書はこちらをご覧下さい。