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【7/13開催】シングルユースシステムによる生産技術革命

 

シングルユースシステムによる生産技術革命  

-コンタミフリーとフレキシブル生産を実現する革新的技術-

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主 催  分 離 技 術 会

協 賛(予定)化学工学会(基礎物性部会、分離プロセス部会、システム・情報・シミュレーション部会
バイオ部会、反応工学部会、粒子・流体プロセス部会、材料・界面部会、環境部会、関東支部、東海支部、関西支部)、日本化学会、再生医療学会、日本生物工学会、日本プロセス化学会

 コンタミフリーを目指して開発されたシングルユースシステムは、迅速な多品種少量生産、バリデーションの削減等を実現する革新的技術として、現在、導入が盛んに行われており、ウイルス感染症に対するバイオ医薬品や再生医療などにおいても迅速対応生産に貢献しております。本講演会ではシングルユースシステムの概論や設計のほか、設備導入や使用等の事例につきましてもご講演いただきます。このような未来を切り開く革新的技術にご興味のある方々の参加をお待ちしております。

日 時

2021年7月13日(火) 13:00~17:20

場 所

遠隔会議システムZoomによるオンライン開催

■定員:

80名(先着順)

■プログラム:  

1. 13:00-13:40 意思決定から見たシングルユース

          (東京大学) 杉山 弘和 氏

無菌製剤の充填工程を対象に、シングルユース・マルチユースの選択を、経済性・品質・環境影響・供給安定の多目的評価を基に支援する手法を構築した。本講演では、手法の概要と、実装したソフトウェア・ツールを紹介しつつ、プロセス設計における意思決定の観点から、シングルユースについて考える。

2. 13:40-14:20 シングルユースシステムの実装の概要

          (藤森工業株式会社) 松田 博行 氏

バイオ医薬品の製造プロセスにおいて、シングルユースシステム(SUS)が多く使用されている。なぜSUSが選択され製造プロセスを構成する中核となっているのか?どのようにSUSを選択するべきか?SUSを使用するための注意点は?などについて、SUSメリット/デメリット、実装のために必要な評価、バリデーションについての考え方の概要を説明する。

3. 14:20-14:50 ミキシング技術の基本特性と操作方法

          (佐竹化学機械工業株式会社) 吾郷 健一 氏

シングルユースを用いる培養装置には,撹拌翼を有している装置が多い。そこで,撹拌技術について是非押さえておいた方がいいと思われる基本的な特性や装置の選定手法,スケールアップの考え方などについて講演を行う。

4. 14:50-15:30 培養システムのシングルユース化と最適提案

          (佐竹化学機械工業株式会社) 加藤 好一 氏

国内における商用生産シングルユースバイオリアクター(SUB)市場は、長らく海外メーカーが独占してきた。一方、再生医療をはじめとする新分野では、従来のSUBの物理的作用と培養結果の相関関係が不明であり、特に剪断耐性の弱い細胞を扱うためには、撹拌技術の裏付けが必要不可欠と言える。ここでは、如何に培養の最適化を果たすかに着目し、SUBとはじめパーフュージョン技術、閉鎖系ラインの提案事例について紹介する。

  ― 昼食 15:30~15:45 ―

5. 15:45-16:25 バイオ医薬品の原薬製造工場におけるシングルユース設備導入事例

          ((株)カルティベクス) 飯田 慎 氏

バイオ医薬品の製造受委託会社(CMO/CDMO)では、複数の顧客から多数の品目の受託製造を行うため、品目の切り替えが容易な設備であることが求められます。当社新潟工場では、バイオ医薬の原薬製造設備として、培養設備、精製設備のいずれにもシングルユースを多く採用いたしました。本講演では、設備の選定の考え方から建設プロジェクト、導入設備の概要、稼働例、今後の課題などをご紹介いたします。

6. 16:25-17:05 血漿分画製剤製造へのシングルユースシステム導入の課題

          (日本血液製剤機構) 藤野 誠司 氏

血漿分画製剤は人の血漿を原料とし、血漿中のタンパク質を分離、精製して製造される医薬品である。その製造方法は1900 年代半ばより確立され、一部改良されてはいるが、大きな改変はなく現在に至っている。弊機構では従来通りにステンレス製のタンクや配管等を主に使用しており、シングルユース製品はほぼ導入していないのが現状である。そこで、シングルユース製品の導入に対する課題を分析し、今後の導入可能性について考察する。

  ― ブレイクアウトルームでの交流会 17:05~17:20 ―

参加費

会員・共催・協賛団体会員:15,000円,学生:5,000円,会員外:25,000円,同時入会:20,000円

(テキストの他に,書籍A 分離技術シリーズ 33「撹拌技術の基礎と応用」(贈呈)を含みますが,申込時に限り,同じシリーズの下記書籍1冊と変更できますので,参加申込書の備考欄にご希望の書籍名をご記入下さい。本会ホームページの「出版物」で目次を確認できます。)
B「物質分離工学」 C「環境を守る」 D「分かり易いバッチ晶析」 E「環境プロセス工学」 F「液液抽出を考える」 G「分かり易い吸着と解析」 H「分離・混合操作の新評価手法」 I「ケミカルエンジニアのための易しい応用数学」


※ただし学生参加費にはテキストのみで上記書籍は含まれません。

参加費は前納にて郵便振替または下記銀行にお振込みくださいますようお願い申し上げます。

  • 郵便振替 :00100-9-21052 口座名 分離技術会
  • みずほ銀行:神田支店 普通預金 1010899 口座名 分離技術会

 

■参加申込方法:

下記の参加申込書をダウンロードして頂き、必要事項を入力の上、メールまたはFAXでお申し込みください。また、恐れ入りますが、メールの場合、件名は「シングルユースシステム」としてください。

「シングルユースシステム」参加申込書(クリックすると申込書(Word)が開きます)

申込先 分離技術会 事務局 e-mail: jimu@sspej.gr.jp FAX: 044-935-2571

 

■申込締切:

2021年7月6日(火)

ただし締切日前に定員に達した場合はその時点で締め切らせていただきますので、お早めのお申込みをお願い致します。参加人数が少ない場合には開催しないこともあることをご承知おき下さい。

 

■オンライン開催にあたっての特記事項:

  1. 1名の参加登録により、ご本人または1名の代理の方のPCまたはスマホによる参加が可能です。

  2. 聴講には、遠隔会議システム(Zoom)の環境準備(マイク、スピーカー、LAN(有線が望ましい))が必要となります。(Zoom はインストールを行わずブラウザでの利用も可能ですが、「Zoom クライアントソフト」のインストール(最新版)を推奨します)それらの不調等により聴講できなかった場合も参加費の返金は致しません。ご了解願います。
    ご希望の方には、開催前日および当日午前中に接続テストを実施する予定です。

  3. 講演テキストおよびご希望の書籍については、講演会の1週間前に、参加申込書記載の住所へ分離技術会事務局より郵送いたします。(在宅勤務でもお手元へ届くことをご確認ください)

  4. 本講習会で作成・使用する資料および配信動画は著作物のため、複写・録音・録画・転載・無断公開等を禁止いたします。当日のPC、スマホ画面のレコーディング、写真・ビデオ撮影、スクリーンショットなどもご遠慮ください。

分離技術会事務局
  〒214-0034 川崎市多摩区三田1-12-5-135
  TEL:044-935-2578
  FAX:044-935-2571
  e-mail:jimu@sspej.gr.jp
  http://www.sspej.gr.jp