アイコンの説明

  • 年会/ICSST
  • 講演会/見学会
  • 学会誌など
  • 各種行事
  • その他

会長挨拶

 森 秀樹  Hideki MORI
(名古屋工業大学大学院 工学研究科 教授)

  分離技術会は,昭和46年に前身の蒸留技術懇話会が発足して以来,化学プロセスに必要とされる他の分離技術の分野を対象に含めながら発展を続け,平成32年には創立50周年を迎えることになります。このような歴史ある分離技術会の平成30・31年度会長を拝命することになり,次の50年においても会員に活躍の場を提供し,社会の要請に応えることのできる学会としての基盤を確固たるものにするよう努力したいと考えております。

 分離技術会は現在,会員向けの情報誌としての「分離技術」の発行,日頃の研究成果の発表の場としての「分離技術会年会」,経験豊富なベテラン技術者により,分離技術に関する基礎から応用を伝授する「講習会・講演会」,1泊2日の泊りがけで講師・参加者の間で密度の濃い議論を可能にする「夏季研究討論会」,韓国の技術者・研究者との交流を兼ねた3年毎に開催する「分離技術国際会議」,分離技術のノウハウを含めた技術者向けの専門書・教科書としての「分離技術シリーズ」,「教科書シリーズ」の出版,そして大学・研究所で確立された研究シーズを広く発信する「オープンイノベーション」を柱に,関西地区・東海地区幹事会と連携して活動を行っています。

今,情報化・AIの急激な進歩によりに,近い将来,社会構造の急激な変化が起こるとも言われており,技術者,研究者が活躍するためには、「幅広い基礎知識」とそれを使いこなす「応用力」、新しいものを生み出す「考える力」が求められます。分離技術会は,化学工学会の研究会から出発し,技術者・研究者が共通して抱える問題に,互いに知恵を出し合い,解決する場としての役割を果たしてきました。幸いなことに,分離技術会は適切な規模を維持しながら,蒸留,相平衡,晶析,吸着,吸収,抽出,膜分離,流体固体分離,シミュレーション,バイオ分離,プロセスと,幅広い分離技術の分野に関係する会員から成り立っています。これからの社会の環境の変化に対応するためには,この多様性をさらに発展・保持する必要があります。ここでもう一度,原点に返って,知識を与えるだけでなく,会員自らが参加し,「考える力」を身に付ける場を新たに提供できればと考えます。

 新たな会員の加入,新しい分離技術の開拓を通して,従来の分離技術との総合力で社会へ貢献できる学会を目指して努力いたします。会員の皆様からのこれまで以上のご支援,ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 

平成30年6月1日