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会長挨拶

日秋俊彦  Toshihiko Hiaki
(日本大学生産工学部応用分子化学科 教授)


 本年度より,44年の歴史と700名余りの会員を擁する分離技術会の会長を仰せつかりましたことに,身が引き締まる思いでございます。歴代の会長をはじめ,理事,幹事,委員会の皆様のご努力により,高い実績を上げてこられた分離技術会を,さらに発展させるべく精一杯尽力して参りたいと思います。会長就任にあたりまして,抱負を述べさせて頂きます。


【これからも特色ある学会として】
分離技術会は,材料,エネルギー,環境,バイオテクノロジーなどの各分野を支える「分離技術」の研究と技術の向上・発展を目的とする学会で,日本学術会議協力学術団体であります。本学会の特色は,会員相互の学術的な情報発信・情報交換だけを目的にしているのではなく,例えば「現場で役に立つ」といった技術的な視点を重視した講習会を多数企画していることであります。これまで継承されてきたこの特色を引き継ぎ,企業,大学,研究機関が協力して社会の発展に貢献したいと考えています。


【主な活動と方針】
本学会の主な活動には,①会誌の発行,②年会の開催,③講演会・講習会の開催,④夏季研究討論会の開催,および⑤国際会議の開催などがあります。これらの活動は担当する委員会および幹事が中心となって次のような方針で実施されます。

年6回発行します会誌は,分離技術の最新情報から基礎的な解説記事まで,キャリアや専門分野が多様な会員に向けたものを作ってまいります。

毎年5月に開催する年会においては,網羅する技術分野の先端的研究の成果発表が行われます。特に学生の研究発表には,学会から「学生賞」,産学交流プラットホームの趣旨に賛同して頂く企業からは「奨励賞」を授与し,若手研究者の意欲と質の向上を目指していきます。

講演会・講習会は,「現場で役に立つ」あるいは「技術的な問題を解決する」という視点を重視した技術者教育であり,演習や実習を伴う講習会も実施してまいります。

毎年8月に開催する夏季研究討論会は本学会の伝統的な企画であり,策定したテーマに最適な講師に講演をお願いし,講演者と聴講者が泊りがけで討論をする行事として続けてまいります。

分離技術国際会議(ICSST)は本学会の国際交流事業の中核であり,1987年より3年に1度,韓国化学工学会の分離部会と連携して開催していまいりました。2014年10月に奈良で開催するICSST2014が10回目となります。また,新たにインド化学工学会との交流にも力を入れていきます。

分離工学・分離技術の教育に関しては,本学会の出版委員会が中心となって「分離技術シリーズ」,「教科書シリーズ」,分離技術ハンドブックなどを出版しており,今後も企業や大学で利用できる書籍の出版に力を入れてまいります。

分離技術シンポジウムは,年会の充実によってしばらく開催していませんでしたが,大学や研究機関のシーズを中心とした講演会とし,産官学連携に向けた新しい技術交流の場として本年度より再生いたします。


【法人化に向けて】
本学会は,昨年度より一般社団法人化に向けた準備を始めております。すでに手続きできる段階にはありますが,より安定した財政基盤を確保する必要があります。魅力ある企画を提案し,会員増強を図ってまいりたいと思います。これからも持続可能な社会の構築と人類の幸福を念頭に置き,分離工学の知の中心として発展すべく努力をする所存でございます。会員の皆様のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

平成26年6月30日